人工衛星、見たことありますか?
肉眼で見られるの? と思う方も多いかも知れませんが、見られるんです! 肉眼で! しかも、あの国際宇宙ステーション(ISS)も!
いつ、どこで見られるの? という情報が手軽に、しかもAndroidスマートフォンを実際に空にかざして、現実の星空を透過して見ながら確認できるという優れものアプリが、この『ToriSat AR - 国際宇宙ステーションを見よう』です。

現在のバージョンで軌跡の情報確認ができるのはISSの他、「ハッブル宇宙望遠鏡」、「TRMM(日米共同ミッションの熱帯降雨観測衛星)」、「RESURS(ロシアの観測衛星)」。そして先日打ち上げが成功しニュースにもなった中国の宇宙ステーション「天宮1号」も追加されました。

衛星は毎日見えるところを通過してくれるわけではありません。このソフトでは、いつ見られるか、どちらの方向で見られるかの情報も得られます。Twitterで情報配信もしてくれているので、フォローして、実際の観測できる時間になったらこのアプリを片手に空を眺める、というのがいいでしょう。実際に見られる時間帯をシミュレーションした星空と、現在のライブな星空情報を切り替えて見ることができます。
衛星は、天頂付近を通るものであれば5分ほどかけて空を移動します。そのため、流れ星のように速く移動するわけではありませんが、他の天体と比べて明確に移動しているのが分かる速度で動きます。


このアプリで確認できる衛星の中でもっとも確認しやすいのは、やはりサイズが最も大きいISS。金星や木星よりも明るく見えることがありますので、都内の明るい空でも肉眼で十分に確認できます。ただし、太陽が当たっていないと見えないので、観測できるチャンスは日没後と日の出前の2時間くらいの間のみ。
trmmやハッブルは若干暗めですが、都内でも観測は可能です(下の写真は都内で撮ったもの。trmmを1分ほどの露光で撮影しました。見えているオリオン座は、長時間露光によりかなり明るく写っています)。

このアプリは衛星を見るだけでなく、通常見られる星や月なども表示してくれるので、夜空を透過させながらの確認もできます(残念ながら星座は表示されないので、星座を確認したい人は「Google Sky Map」を使いましょう)。下の画面では、ちょっとわかりにくいですが、実際の月と木星が、表示の右側に透過して写っています。
ずれているのは、画面解像度とカメラの画角のせい。ぴったり重ねることもできますが、撮影のためにあえてずらしています。また、特殊な使い方になりますが、パラボラアンテナを設置するときに、静止衛星軌道の位置を確認する、なんて使い方もできます。


有料アプリではありますが、宇宙ステーションや天体観測が好きな人なら絶対に楽しい、必須のアプリです。
利用時間:複数回
使用端末:HTC Sensation、Acer Stream、Galaxy TAB(SC-01C)、HTC Aria(S31HT)
OS:2.2、2.3
バージョン:1.0
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発売元:Toriningen Co.,Ltd.
更新日:2011.10.4
価格:350円
対応機種:Android1.6以上
(小泊徹彦)
