
つい数日前にあった皆既月食では、多くの方が夜空を見上げられていましたね。うちの編集部でも仕事の合間に夜空を見上げては、Facebookに書き込んだり、画像をアップしたり。もう大興奮でした。月が完全に隠れたあとの「赤褐色の影」は、みなさん見られましたか?
さて、まだまだ夜空へのロマンと興奮が醒めやらぬ中ですが、実は三大流星群に数えられる「ふたご座流星群」が、日本時間で12月15日の早朝に極大(いちばん流星が見られると予測される時間)を迎えます。数日前からちらほら流れているので、すでに見られた方もいると思います。
今回は、そんな天体観測にピッタリのお役立ちアプリ『プラネタリウム』をご紹介します。
■まずはARの便利さを満喫
このアプリはAR機能使っているのがポイントなので、起動前にはGPSが有効かどうか確認してから、スタートしましょう。

起動するとすぐに現在地の測定がはじまり、しばらく待つとスマートフォンを向けた方角の星空が現れます。類似しているアプリに『星座表』というのがありますが、こちらのアプリは星座をイメージした絵はなくシンプルに作られています。
私が「便利だな~」と思ったのは「月」や「木星」、「金星」など惑星がしっかり表示されるところです。夜でも空が明るい街中で観測する時は、北極星すら見えないことも。こうした時には、明るく輝く惑星や一等星くらいの恒星を頼りに観測するしかありません。紙やプラスチック製の星座早見盤では、惑星が載っていないことも多いので本当に助かります。
■観測時には本当に便利なカメラ機能
部屋の中や昼間だとよく分かるのですが、このアプリは背面にあるカメラを利用していて、スマートフォンを向けている方のようすがバックに見えるよう作られています。

たとえば暗い公園での観測。「画面に表示されている星はどこかな」と、何度も画面と夜空を見る必要がありません。「ちょうど、あの街灯の上あたりかな」とか「あの建物のまっすぐ上にある」と自分で見当をつけて、星を見つけることができます。
そして何より、スマートフォンの画面を見ている時に「あっ、星が流れた」となっても大丈夫なんです。スマートフォンの向こう側が見えるので、スマートフォンの画面から流星が見られるんです!
■観測では「防寒グッズ」と「赤いライト」を準備!
ここで、天体観測歴14年の私からアドバイス。
今回の流星群は、すごく月が明るいタイミングでの観測になります。月の明かりで流星の目印になる星を見えにくくなるので、月に背を向けるようにして見上げるとベストですね。目はどこか一点を見つめるのではなく「お皿のように広く見つめる」感覚で見てみましょう。
準備したいアイテムは「防寒グッズ」と「赤いライト」です。まずは寒さ対策。外で何十分も夜空を眺めるので、しっかりと体温を保てる防寒グッズで身を包みましょう。そしてライト。明るい懐中電灯やランタンなどを使うと、明るい光に目が慣れてしまって目印の星(今回ならふたご座)が見えなくなります。ライトには、赤っぽいフィルムを張ったり、少し暗めになるようにカバーをつけるのがベターです。

あとは、見えるまでの辛抱です。2011年は極大日が12月15日早朝ですから、17日の夜あたりまでは1時間に数個見えると思われます。「そんな、年末は仕事で忙しいから」という方も、2012年1月4日に「しぶんぎ座流星群」があるので、お正月休みにじっくりお楽しみください。
このアプリを使って流星を見つけた方、コメントお待ちしています!
利用時間:1週間ほど
使用端末:Motorola PHOTON(ISW11M)
OS:2.3.4
執筆時のバージョン:2.0
----------
発売元:RADIX Ltd.
更新日:2011年9月30日
価格:145円
対応機種:Android2.2以上
(小田宏一)
