
『aDice』は、インクリメンタルサーチ(入力したそばから前方一致検索で候補がどんどん絞り込まれていくアレ)が特徴の辞書ビューワです。「英辞郎」などでおなじみのPDIC形式またはWindows用ソフトウェア、ご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。そのアンドロイド版です。
アンドロイドでも期待に違わぬ動きをするでしょうか? レビューにはやはり「英辞郎」さんに登場していただきましょう。辞書ファイル(PDICデータ)を先日レビューした『AirDroid』経由でINFOBARのCFカードに移し、『aDice』で使ってみます。
『aDice』に「英辞郎」データは付属していません。また、利用はレビュー時/常用時ともに利用規約の範囲内で行っているものです。

あ、上はファイルを移しているところなので『aDice』の登場はまだです。ここで注意点がありまして、(1)TXTファイルではなくDICファイルを移しましょう。「英辞郎」以外でも同じです。(2)そのとき辞書によっては数百MBに達するのこともあるのでお気を付けを。(それでも筆者の場合、移動時間は10分程度でしたが。)
さて、辞書を設定します。設定画面から[辞書追加]をタップし、今しがたCFカード内に移したDICファイルを選択します。

準備が整ったら検索してみます。まずは英和。おお、バッチリですね。

和英も楽々にこなします。ちょっと濃い実践的な例文も健在です。

筆者はほとんど英語でしか使いませんが、他の言語にも対応している様子がマーケットで紹介されています。日本人であれば、日本語から引いて他言語を表示する使い方がメインになりそうですね。
さて、今回、この『aDice』を採り上げたのには、使い勝手のよさもさることながら、理由が大きく3つあります。
■ようこそPDICワールドへ!
PDICの世界は広い! Google先生に「PDIC 変換」と尋ねてみると、6万件を超える検索結果が得られました。辞書、辞典、有償、フリー、公式版、私家版、と、実はPDICは「英辞郎」はもとより、辞書のみならずキーで検索するテキストが元のデータならほとんど何でも変換/対応できる優れもの、なのでした。
■無料である
「英辞郎」データをマージしたアプリ『Eijiroid (英和・和英辞書)』もありますが、辞書データ込みで値段がちょっと高め。『aDice』は無料。筆者をはじめ、すでに「使いたい辞書データはもっているよ!」というユーザーにはうってつけですね。
■オフラインで利用できる
オンラインのサイトに検索を投げかけて結果を表示するアプリもあります。一方で、筆者は常用する辞書は端末に入れておいていいかな...と思う派です。さらに、『aDice』はアプリ内から無料の辞書をダウンロードすることもできます。

以上、DIY的な辞書環境構築のよさを感じさせてくれる『aDice』。一見、地味なようにも感じますが、実に、筆者の力強い右腕のひとり、であります。
使用時間:常用中。フリック入力下手でスミマセン。
使用端末:iida INFOBAR A01
OS:2.3.3
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発売元:Aquamarine Networks.
更新日:2011年7月10日
バージョン:0.2.6
価格:無料/辞書データはものにより別途有料
対応機種:Android1.5以上
(菊池 敦)
