Googleの標準アプリには、マップやナビ、GMailをはじめとして、素晴らしいものが多いのですが、今では当たり前に使われているマップやナビ機能も、リリース直後はまだまだ実験段階で、安定性に欠けていたり、なんてこともありました。
そういう実験的なアプリをリリースしてくれるのもGoogleの魅力だったのですが。実験的なことを数多くやってきたGoogle Labがこの7月で閉鎖されてしまったのは残念。そんな中で、そのLabで開発され、面白い機能を持っているのにもかかわらず日本語化されていないこともあって、日本ではあまり知られていない、『Google Goggles(グーグル・ゴーグル)』を紹介します。

最近は、PCでのウェブ上でも、Googleのサイトでは画像による検索ができるようになりましたが、このGogglesは、端末のカメラで撮影した画像を元に検索を行えるというアプリ。まず最初に起動すると、「日本語に対応していない」と出ますがそのまま続行して、チュートリアルを見て下さい。

■何ができるか
基本的には、端末のカメラで撮影したもの、以前撮影した画像(読み込み可能)を元に、類似の画像などを検索します。ただ、単に似たような画像を検索するだけではありません。
1.文字の自動認識
これは、名刺関連とか、OCR系アプリも増えている今では、あまり珍しい機能ではありませんね。しかも、日本語には対応していないので、そういう意味での実用性はありません。ただし、意味や読み方のわからない外国語を撮影して認識させ、翻訳する機能は用意されています(下の画像は、あとで出てくるワインのラベルに書かれたテキストを読み込んだものです)。

2.ランドマークなどの認識
Googleのデータベースに無数に保存されている有名なランドマークなどの画像と類似のものを検索し、候補を表示してくれます。実際にお台場に行ったときに、フジテレビの本社ビルを撮影したところ、ちゃんとFuji TV Headquaterと表示されました。まぁ、実際に行った先では、そのランドマークがなにかはわかっていることが多いので、実用としては、ネットや雑誌などで写真を見かけたときに、それを撮影して、どこのランドマークなのか調べる、ということになるでしょうか。もう一枚の写真は、千葉県は富津岬の展望台ですが、これも一発で認識しました。しかし、富士山の写真は何枚か試したのですがダメだったので、自然的なものは難しいのかも知れません。特定できなかった場合は、似たような画像を提示してくれます。



3.ロゴマークなどの認識
製品のロゴマークなどを撮影すると検索してくれます。個人的に役立ったのはワイン。レストランなどで知らない直輸入ワインが出てきたとき、ラベルを撮影して検索すると、どんなワインで、国内のどこで、いくらで輸入しているかなどがわかります。面白かったのは、ある国のワインのラベルを検索したところ、そこに描かれているブドウ畑のイラストと全く同じものが、全然違う国のワイン畑のイラストとして発見されたこと。そんなこともあるんですね。


4.QRコードやバーコード読み取り
実はQRコードやバーコードも読み込めます。これらのコードは世界共通規格であり、検索結果はブラウザで表示されるので日本語のサイトや製品でも問題ありません。コードの場合は、認識した瞬間に、タップしなくても自動的に画像を取り込んで候補を表示します。

5.数独パズルの解読
数独パズルって、世界的にも「Sudoku」で通用しちゃうんですね(日本国内では登録商標となっているようですが)。この「ナンプレパズル」を読み込むと解いちゃう機能が用意されています。コンピュータに解かせてナニが楽しいのかという話はありますが、どうしても解けないときの答え合わせに使うのはいいかもしれませんし、今時のコンピュータならこれくらいは朝飯前だよ、というデモンストレーションのような気もします。今後この技術が進んでいったら、他の様々なパズルも、読み込ませるだけで解けるようになっちゃったりして...(なお、下の問題例はウィキペディアより引用しました)。


いかがですか? 色々撮影したり、読み込んだりして遊ぶのも楽しいですが、個人的には、これ一つあればQRコード系のリーダーも兼ねてしまうので、非常に便利に使っています。まだまだ認識能力など、気になる部分はありますが、そういうのを笑い飛ばして、最新技術を試してるんだ! と楽しめる人には是非オススメのアプリです。
利用時間:複数回
使用端末:HTC Sensation、Acer Stream、Galaxy Tab(SC-01C)
OS:2.2、2.3
バージョン:1.6.1
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発売元:Google Inc.
更新日:2011.9.30
価格:無料
対応機種:Android2.1以上
(小泊徹彦)
