
上の画像、冬の晴れた朝に窓辺に張り付いた結晶を思わせますよね。何ともいえない、清涼感と透明感のある美しい図柄です。
『Fractoid』は、この結晶のような(より複雑な)フラクタル図形をアンドロイド上で美しく描いてくれるアプリケーションです。フラクタル、なんて実は筆者もよくわからないで記しているので、しどろもどろになる前に画像に逃げることにします。


これが、何と数式から生み出されたというんです。信じられます? ぜったいみすたーまりっくてきななにかをもちいてえがいているにちがいない(棒読み)。でも、それにしてはパターンがありそうで、しかも、どことなく見覚えがあるようなないような...。

それもそのはずで、自然界にはいろんなところにこのフラクタルな性質をもった繰り返し構造が存在するそうです。タイトルに挙げた海岸線、アンモナイト、樹木の枝分かれのほかに、「血管の分岐」「株価の動向」「曼荼羅」など。フラクタルは何かヒトの根源的なところにアピールするのかもしれません。
...と、改めて、この『Fractoid』は、フラクタル図形を描くパラメータとなる数式を約15種類の中から選び、色効果を変え、拡大縮小して楽しむことのできるアプリです。日本人にとってはたいへん残念なことに英語アプリなので、メインとなるメニューの説明を簡単にしておきますと、

「Reset」設定を初期状態に戻して再計算します
「Change Max Iterations」計算と描画の深度を設定します
「Change Colors」色効果を変えます
「Change Equation」数式を変えます(図柄が劇的に変わるのはこれ)
「Change Algorithm」アルゴリズム(計算処理の手法)を変えます
「その他」壁紙にしたり、共有したりできます
といった具合です。また、画面上に現れる「Julia Set」ボタン、ジュリア集合と呼ばれるらしいですが、門外漢の筆者にはわかりません...詳しい方、FacebookやTwitterでご教授を。
選べる数式とアルゴリズムはこんな感じです(一部です)。


ちんぷんかんぷんなので雰囲気だけ。スミマセン。
ともあれ、かつて大型コンピュータを回して計算していた時代には、描き終わるまでに数時間、なんてことも当たり前でした。それが、こんなに小さな端末がフラクタルを即座に計算して描いてくれるなんて...夢のようです。

今回のレビューはちょっと難しかったでしょうか? でも、アプリは数式と画像の効果を選んで10秒ほどの計算を待つだけ。とってもシンプルです。おまけにとても美しい。筆者のように、きっと触っているうちに思わず引き込まれてしまうことと思います。数学には縁がないという方でも、ぜひいちどは触れてほしい! アプリです。
使用時間:3週間ほど知恵熱を出しながら
使用端末:iida INFOBAR A01
OS:2.3.3
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発売元:Dave Byrne
更新日:2011年6月2日
バージョン:1.3.7
価格:無料
対応機種:Android2.0.1以上
(菊池 敦)
