
初代Wizardryを彷彿とさせてくれます。開発者さんの愛を感じますね。愛に言葉はいらない。以下、まずは画面でお楽しみください。


雰囲気を感じ取っていただけました? ファミコン版や評価の高いゲームボーイ版「外伝」をプレイしたみなさんにはこれで十分ですね。アンドロイドを持ち出して、営業の合間に百貨店の屋上で地味にプレイしましょうね。
■「バレンタイン・キッス」が誰のものか知らない世代へ贈る
昨今は秋元第2世代の時代だそうで。しかし「バレンタイン・キッス」は国生さゆり大先生のもの。渡り廊下走り隊はうしろゆびさされ組である。それがわからない、課金がデフォの君らに、しかも非オンラインのWizardryを伝えたところで...いえ、むしろ喜んで紹介します。

Wizardry(シリーズ)の世界観について簡単に説明すると、ダンジョン探索型RPGです。そのなかでも特長は、地上とダンジョンを往復してパーティを再編成しながら冒険を繰り返すこと、マルチウィンドウ式のコマンド選択型であること、モノクロの線形3Dであることです。ただの経験値稼ぎゲーム? いまでは当たり前? 表示が地味? ──確かに。たしかに、そうなのですが、1980年代の後半には当時のパソコンのスペックとぎりぎりの勝負でした。アスキーさんから世に問われたときには、パソコンショップで待ち行列をなしていた全員で衝撃を受けたものです。
本作『Wandroid』は、その雰囲気そのままのアンドロイド向けクローンです。
プレイは端末横置きの両手握りが基本になります。左手が上下左右、右手がOKとキャンセルを担当します。また、この「キャンセル」ボタンはただの取り消しではなく、ダンジョン内にあっては、いわゆる右クリックやBボタンに相当する働きをします。たとえばキャラクターたちのパラメータを見たいとか、移動中に魔法を唱えたい、などというときには「キャンセル」をタップしてみてください。

オートマッピングはどのメニュー? どこをタップするの? という質問が予想されるのであらかじめお答えしますと、ボルタック商店で「地図の巻物」を買ってください。もしくは魔法使いがMAPPERという魔法を習得します。デフォルトで備わっているような甘さはございません。
最後に、シナリオ#2を鋭意絶賛開発中の開発者さんは、Windows用のWizardryクローン「Wanderers」シリーズで知られた方です。筆者はWindows版のころからひそかに応援しています。本アプリは有料500円。有料無料のちがいは広告の有無だけのようですが、筆者はためらわずに無料版をパスしてこちら有料版をダウンロードしました。
Wizardryはよく知っているよ、というみなさんにも、昭和の香りに敏感な新しい世代のみなさんも、ぜひハマってください! 愛と勇気と自信をもってお勧めします。
利用時間:延べ10時間ほど(修行が足りない)
使用端末:ARCHOS 70IT
OS:2.2.1
バージョン:2.4.19
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発売元:TaKa
更新日:2011.10.06
バージョン:1.5.0.p
価格:500円
対応機種:Android1.6以上
(菊池 敦)
