モータースポーツファンの皆さん、レースはオフシーズンに入り、入ってくるのはストーブリーグ情報ばかりの今日この頃ですが、こんな時期は、レーサー気分でゲームを楽しんでみませんか?

Race of Champions(ROC)というレースをご存じですか? F1だけでなくWRCやツーリングカー、二輪レースまで、様々なカテゴリーのチャンピオンやトップドライバーが、シーズンオフに一堂に会し、『誰が一番速いか』を競い合う、世界一決定戦とも言えるお祭りイベントです。今年もつい先日、12月4日にドイツのデュッセルドルフで開催されました。
長らく、アフリカ北西部のスペイン領グラン・カナリア島を舞台としてきましたが、近年はパリのスタッド・ドゥ・フランス競技場やロンドンのウェンブリースタジアム、そして2009年には北京オリンピックが開催された記憶も新しい、「鳥の巣」のようなスタジアムに特設コースを設置し、同じ車両でトップドライバー達がバトルを繰り広げる、興奮必須のイベントです。公式サイトはこちら。動画も充実しており、非常に楽しめるサイトです。その迫力は、ゲームスタート時の動画でも実感することができます。

今回紹介するのは、そのレース・オブ・チャンピオンズ公式ゲーム、『Race Of Champions』です。スタジアムのフィールド内に特設された狭いコースで、KTMのX-Bowやバギー、フォルクスワーゲン・シロッコ(ゴルフのスポーツクーペ)などのレースカーを駆り、出場ドライバーとしてチャンピオンの中のチャンピオンを目指します。

先日紹介した『アスファルト6』もそうでしたが、最近のレースゲームはデータが大きいため、インストール後、最初の起動時にかなり大きなデータをダウンロードしますので、少なくとも最初の起動時はWifiなどの高速ネット環境で、時間の余裕を持って行いましょう。特に、現時点はまだアクセスが混み合っているのか、光回線でもかなり時間がかかります。

インストールしたら、自分のキャラクターを設定しましょう。名前や国籍は自由に選べ、TwitterとFaceBookのアカウントに紐付けできます。このROC、個人戦だけでなく、国別対抗戦も行われるのが特徴で、近年は皇帝ミハエル・シューマッハと若きF1世界チャンピオン、セバスチャン・ベッテルがコンビを組むドイツが、5年連続のタイトルを獲得中。日本人ドライバーが参加したことはないと思いますが、ここはやはり日の丸を背負って走るのが粋でしょう(笑)

WRCのスーパーSSのように、観客が全てを見渡せるスタジアムの中に特設されたコースで争われるこのレースは、一対一のトーナメント方式で勝負を決します。コースはイン側とアウト側に別れ、併走で同時にスタートを切りますが、途中に立体交差があり、インとアウトが入れ替わります。つまり、コース自体は8の字状?になっており、イン側、アウト側を両方走ってはじめて1周となるわけです。レースは2周で争われ、お互いの進展度は画面上部にバーで示されます。

コントロールはステアリングが左右タップとGセンサー、画面上に表示されるバーチャルステアリングから選択可能。スロットルやブレーキを自動でやってくれる選択肢もありますが、それぞれセットしかないので、Gセンサーステアリングを選択すると、アクセルとブレーキはマニュアル操作になってしまいます。それぞれ個別での設定もできるようにして欲しいところ。ただし、ブレーキやスロットルはアシストを効かすことができ、ステアリングの感度と共に、その効き具合も調整できます。

コースは壁に囲まれた非常に狭いものなので、慣れるまでは(慣れても?)結構ぶつかりますが、自車へのダメージはないのでガンガン行きましょう。

タイムチャレンジは自機一台のみでの走行ですが、一回走ると、次回からは自分のベストタイムを出したときの走りを再現したゴーストカーとのバトルになります。コレも楽しい。わざとスタートを遅らせて、自分が弱いところ、ミスしたところを確認するのも良いでしょう。また、このゲームはリプレイで自分の走りを見直せるのも嬉しいところ。


チャンピオンシップを戦い、最初のステージで優勝すれば、デュエルへの参加が可能になります。世界中のプレイヤーとのレースができるこのデュエルですが、リアルタイムに戦っているのではなく、記録されたプレイヤーのベストタイム走行と戦えるのだと思われます。それでも日の丸を背負って、海外のプレイヤーとバトルするのは燃えるものです。
最初のステージはロンドンとありますので、2007年と2008年に行われたウェンブリースタジアムを模したものと思われますが、チャンピオンシップでこのステージを勝ち抜くと、車両が増え、コースもグラン・カナリアの屋外特設コースが選択できるようになります。こちらは舗装だけでなくダート、水たまりなども残る、やや高速向けのコースとなり、また違った難しさで楽しめます。また、車両によっても挙動が異なり、ドライビングの感覚が変わるところも良く詰められています。


いわゆる公道やサーキットをすっ飛ばすのではなく、タイトなコースを攻めるゴーカート的なレースゲームであり、爽快感よりもコースを攻め込んでタイムを詰め、世界中の相手と戦っていくという意味で以前紹介した『アスファルト6』とは対極的なゲームですが。美しい画面でスピード感溢れるゲームが楽しめるという点は同じ。しかも、こちらは無料!です。レースファンには是非一度プレイをお勧めしたい一本です。
利用時間:複数回
使用端末:HTC Sensation XE、Acer Stream、Galaxy TAB(SC-01C)
OS:2.2、2.3
バージョン:1.0.7
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発売元:Invictus
更新日:2011年12月14日
価格:無料
対応機種:Android2.2以上
(小泊徹彦)
