
地震の国の古地図だからこそ、できることがあります。
江戸、明治、そして現代という3つの時代の地図を切り替えて表示できる『今昔散歩』。昔の地図、いわゆる古地図を見て今と昔の街並みを比べて楽しむのはもちろんですが、実は今こそ役に立つ、古地図ならではのポテンシャルを秘めているのです。
まずは使い方を簡単にご紹介。下の画像は秋葉原駅近辺の地図、左から「現代」「明治」「江戸」の3種です。
使い勝手はまるでタイムマシン。端末のGPS機能をオンにして位置情報を表示していれば、各時代の地図に切り替えても、自分がどこにいるのかがそのまま表示されます。江戸時代の地図上に自らの位置情報が表示されているのを見るのは、下手なSFストーリーよりもタイムスリップを感じる瞬間。なかなかにそそられる機能です。



地図は思いのほか詳細に描かれており、路地の一本一本にもズームインすることができます。
江戸時代、秋葉原駅の位置には住居が建ち並んでいたようですね。メイドさんたちが呼び込みをする歩行者天国もかつては町人たちが歩いていたのか...なんて、気分はすっかり某ブラタモリ。
地図を表示するだけでなく、多数のコンテンツを見ることができるのも嬉しいポイントです。地図上のマークをタップすると名所江戸百景の浮世絵をはじめとする画像やその他歴史に関する文章が表示され、さらに往時に思いを馳せることができるのです。東京観光をするにはうってつけの内容が驚くほど揃っています。


最近の古地図ブームの裏側には、震災後、首都圏の一部に被害を及ぼした土地の液状化への不安があるともいわれています。なんでも、かつて海だった場所を埋め立ててつくった造成地のなかには、地盤が弱い土地もあるのだとか。『今昔散歩』は、参考程度のものかもしれませんが、新たな被害に対するひとつの備えになろうかとも思います。
画像は、かつては海だった夢の島近辺を同じ縮尺で捉えた地図。あくまで埋め立て地周辺地図の一例としてご紹介します。



これだけ充実した内容で、しかも無料です。地図好きならずとも楽しめるアプリですが、問題点を挙げるとすれば、読み込みの体感速度が遅いことくらいでしょうか。
またスマートフォンの4インチそこそこの画面では、このアプリを楽しむには物足りないかも知れません。ドコモの機種限定ながら、アンドロイドOS3.0以降にも対応しているようで、大画面のタブレットが欲しくなってしまいました。
使用端末:Galaxy S II(SC-02C)
OS:2.3.4
バージョン:1.1.5
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発売元:Bemap Inc
更新日:2011年11月30日
価格:無料
対応機種:Android1.5以上
(年吉聡太)
