
スキャン速度(自家測定)がめっぽう速いので、レビューの結論も早々に。
スマホのカメラで本や書類をスキャンしようという『自炊カメラ FlipScanner』(有料:100円)。はじめは随分乱暴な話だと思っていました。
しかしいざ使ってみて、「これで十分」という割り切りと「ちょっとした工夫」も辞さないという人ならば、確かに便利。代金を払うだけの価値があるアプリだと思います。
■こういう人におすすめしたい
・画質より量/スピードを優先させたい
・読むときに多少ページが曲がっていても気にしない
・ページの外の余白も気にならない
・スキャンしたいのは、主にページ数の少ない雑誌など
本レビューではまず、A4変形・中綴じ・カラー・ページ数100足らずの雑誌「ニューズウィーク日本版」でスキャン性能をテスト。下動画の通り、がっつり三脚を使用していますが、スマホを固定して使うのが基本です(三脚がなくても手はありますが、その際は「ちょっとした工夫」が必要になってきます。後述)。

操作は単純で、ページ全体が収まるように固定し、画面右上の「スキャン開始」をタップするだけ。
画面下のグリーンのバーを左右に動かすと、カメラの感度を調節できます。感度は画面左の赤い線に対応しており、スキャン開始後は、画面左のグラフが赤い線を下回るたびにシャッターが切られる仕組みです。
下動画のとおり、スキャンはサクサク。ページをめくれば、シャッターが自動で切られます。
スキャン作業が完了すると、その度毎に画像がフォルダ分けされています。フォルダはそれぞれ「ギャラリー」内で画像として見ることができるうえ、PDFに加工したり、また加工したPDFをメールなどで送信することができます。
大量のページ数であっても、ひとつのPDFファイルにまとめられる。これは便利!

スキャン作業中、手が写りこんでしまうこともままあります。そんなときには、まずギャラリーで確認し、邪魔な画像を削除した後にPDF化すれば問題ないでしょう。

ちなみにページはどんな具合にスキャンされているのか。一部ではありますが、取り込んだ画像を下に貼りますね(画像をクリックすると原寸で確認できます)。
個人的には「読むには十分」という感想です。記事をざっと読むには困りませんし、後々参照するにも不足はありません。紙面の凹凸によってはピントを外す部分もあり、仕上がりは決して「美しく」はないものの、そこさえ割り切ることができれば実用に耐えると感じました。
■そうは言っても、気になるポイント
上記のテストは、「100ページ弱・中綴じ」という素材に助けられた観もあります。
しかし仮に平綴じであったら。仮にページ数が多かったら。
ページをくまなくスキャンするためには、どうしても何かで押さえる必要があります。文字自体はしっかり判読できるので、ページに手が写りこんでいることさえも割り切れるというのであれば問題はないのですが...。

また、このアプリを最大限活用するためには、どうしても三脚とともにスマホを固定するための器具が欠かせません。
そうはいっても、三脚など、そう都合良く手元にはありません。アンドロイド・マーケットに記されている説明によると、「積み上げた本の間にはさんだりして固定~」とありますが、それもなかなか難しい話。
編集部で試行錯誤してみましたが、ひとつ解決法を発見しました。

(1)スキャンしたい雑誌を90度回転、手持ちで壁にぶら下げる。
(2)大型のダブルクリップでスマホを固定、
(3)高さを揃えてスキャン開始。
思いつきの産物ですが、重力のおかげもあってページが開き、いい具合にスキャンできました。
使用端末:Galaxy S II(SC-02C)
OS:2.3.6
バージョン:1.1.0
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発売元:BFrontier
更新日:2012年1月21日
価格:100円(セール時料金)
対応機種:Android2.2以上
(年吉聡太)
