
ライバル出現のいまだからこそ、使う価値のあるアプリなのかもしれません。
パソコンでいつも見ているお気に入りのサイトはもちろん、さっきまで見ていた閲覧履歴から、いままさに開いているページまで。『Firefox』なら全部まるっと、そのままアンドロイド端末で見られます!
と勢い込んで言ったものの、これってつまりは、つい先ごろベータ版が公開され話題になっている、ウェブブラウザchromeのアンドロイド版と同じ機能。

「そんなの『Firefox』はずっと前からやってたもんね」なんて言うほどのFirefoxファンでもなんでもなくて、もともとパソコンで使っていて、そのままアンドロイドアプリも入れてみて、たまたま使ってみたら便利さに驚いた、という単純な話ですが、以来愛用していることだけは確かです。
それにchromeは、アンドロイド4.0以降の端末でないと動かせませんしね!


いま見ているサイトの画面をぐいと右にスライドするとタブ一覧が開き、逆に左にスライドするとページの「戻る」「進む」ボタンや、お気に入りに追加するためのボタンも姿をあらわす。
『Firefox』を使っていて、そんな小ワザが利いたところも気に入ったのですが、特に感心させられたポイントは以下の3つです。
■1.パソコンとの連携がカンタン
設定はシンプル操作で十分。こういった「パソコンとの連携モノ」に対して、なんとなく難しそうな印象を持っているのですが、実際には面倒な作業は必要ありません。
パソコン、アンドロイド端末両方のFirefoxを起ち上げて設定を行います。操作ステップは下の動画の通りです。
一度同期設定を済ませれば、以降はパソコンのウェブ閲覧すべてを、スマホでもタブレットでも再現できるというわけです。

■2.いま見ているページをPDFで保存
気に入った記事をもう一度見ようと再訪問、するとページは消えていた、なんてことがネットの常。しかしページをそのまま保存してしまえば、二度と失われる心配はありません。
『Firefox』では、見ているページをそのままPDFにして保存することができます。

ネット上で注文したチケットの予約番号など、ブラウザ上の情報をメモ代わりにすぐ保存できるのはありがたいところ。一度ページを閉じたら最後、「閲覧履歴」から探して開いても情報を読むことができない場合などは、特に重宝します。

ただ、下(ヤフーのトップページをPDF化)のように、画像の部分は墨でつぶされたかのように真っ黒。画像まとめサイトなんかを保存するのには向かないですね。

■3.アドオンを追加、より使いやすく
ブラウザにさまざまな機能を追加する「アドオン」の存在は、Firefoxの特長のひとつ。ブラウザを自分仕様にカスタマイズできるという喜びもあると思いますが、ウェブ閲覧を便利にしてくれるこのアドオン機能、アンドロイド版『Firefox』でも健在です。

さすがに、パソコン版で使用できる多彩な種類のアドオンをそのままアンドロイドに、という訳にはいかないようですが、それでもスマホに最適化されたアドオンがいくつか見つかります。
ちなみに、個人的におすすめしたいのは、「URL Fixer」という名のアドオン。URLを直接入力する際、打ち間違いを指摘・修正してくれます。ミスタッチがつきもののタッチパネルにしてみれば、心強い味方ですよねー。

読み込みのスピードについては、標準ブラウザに対してほんのわずかだけ、もっさりとしていたように思います。ただしこればっかりは、感覚的な印象の域を出ません。それよりも、これまでに挙げた3つの機能のメリットを強く感じます。
chrome派の方も、アンドロイド版リリースまでの予習も兼ねて、試しに使ってみてはどうでしょう。
使用端末:Galaxy S II(SC-02C)
OS:2.3.6
バージョン:10.0
-------
発売元:Mozilla
更新日:2012年1月31日
価格:無料
対応機種:Android2.0以上
(年吉聡太)
