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田中宏和

油断ならない「ネットの罠」から、どうやってiPhoneを守ればいいの?

  • iPhone

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アップル社が作っているiPhoneiPadは、その他のスマートフォンに比べて安全だという話を聞いたことがありますか?

この話はウソではありませんが、残念ながら悪意を持った攻撃に対して注意を払わなくても良いという意味ではありません


なぜiPhoneは安全だと言われるのか

アップルのiOS(iPhoneの『背骨』ともいえる基本プログラム)では、グーグルのAndroidと違って、アプリがスマホをコントロールできる範囲が小さく設計されています。
これは、悪意あるハッカーにとって、iPhoneに悪影響を与える方法がとても少ないことを意味しています。

さらに、アプリ制作者がアプリをApp Store(アプリストア)内に公開するためには、アップルの審査員によるチェックを受ける必要があります。一方グーグルの場合は、不正判定システムで機械的にチェックする方法をとっています。

人の目によるチェックより、機械判定の方がダマしやすいということで、iPhoneの方がより安全だと言われているわけです。

しかし、過去には「チャーリー・ミラー」というセキュリティ専門家が、App Store内に不正なアプリを公開させることに成功しているなど、アップルの防御力も完璧ということではありません

不正アプリ以外の脅威

フィッシング」という言葉を聞いたことはないでしょうか?

これは、ネット上に仕掛けられた罠のようなものです。

具体的には、銀行のネットバンキング用サイト(ホームページ)等とそっくりに作られた偽のサイトに誘導することで、IDやパスワードを盗むといった例が挙げられます。


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上記のようなメールが届き、貼られているリンクをクリックすると...


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一見、本物のサイトと見分けがつかない偽サイトが作られており、言われるがままに重要な情報を入力してしまうと、犯人に情報を盗まれ、銀行口座から現金を引き落とされたりクレジットカード番号を使って買い物をされたりしてしまいます。

こうした攻撃は、端末内に「悪のプログラム」を侵入させる必要がないために、iPhoneからでも、Androidからでも、あるいはパソコンからでも、同じように被害に遭う可能性があります。


悪意ある攻撃から身を守るには?


●アプリをインストールする前に、レビューや開発者情報など、周辺情報を調べる
●初めて訪問したサイトなど、信用できない場所に貼られているバナー(広告等)をクリック(タップ)しない
●メールに貼られているリンクを信用しない。ブックマーク(お気に入り)から入り直すか、面倒でもアドレスを手入力する

スマホの安全性を高めるためには、上記のような対策が有効です。


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※画像はGIZMODOより


また上の画像は、実際に出回った、アップルの公式サイトそっくりに作られたフィッシングサイトですが、ホームページアドレスが公式サイトのものと違っています。

ID、パスワード、クレジットカード番号などを入力する時に、アドレスバーを確認するというのも、悪意あるサイトを見つけるのに有効な方法となります。

しかし、こういった対策についてはやや難しいと感じる方が多いかもしれません。


セキュリティアプリは、ただのお守りではない

人間はミスをする生き物ですから、気をつけているつもりでも「ついうっかり」ということは往々にしてあること。まして、子供やテクノロジー音痴な人などに、上で挙げたような対策を徹底させるというのは、簡単なことではありません。

危ないアプリ、サイトを検知して遮断してくれるセキュリティアプリが、iOSにおいても頼もしい存在だという理由がお分かりいただけるでしょう。


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さて、今回ご紹介する『ウィルスバスター モバイル』は、パソコン用のセキュリティアプリにおいて、トップシェアを持っているトレンドマイクロ社の製品です。

基本的な機能については、もちろん信頼度が高いのですが、それに併せていくつかの面白い機能が搭載されています。

Facebookをお使いの方なら、ぜひ一度本アプリを使ってセキュリティのチェックをしてみてください。個人情報漏洩のリスクがある設定を、見直して修正してくれます。

設定が面倒くさいことで有名なFacebookですから、この機能はありがたいですね。


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先ほどの画面の右上にある「ブラウザアイコン」をタップすれば、ブラウザ(ホームページを見るためのアプリ)を使うことができます。

ここで大事なポイントが一つあります。


フィッシングを検知するには、本アプリのブラウザを使わなければいけません


しかしiOSの場合、普通に使っていると標準ブラウザであるSafariや、SNS(Facebookなど)内に組み込まれているブラウザが立ち上がってしまいます。

これは冒頭に述べた、アップルがアプリ制作者側に課した制限によるものですので、自動的に本アプリを立ち上げるように、iOSに変更を加えることはできません。
セキュリティに配慮した仕組みが、セキュリティアプリに制限をかけてしまうというのは少し皮肉に思えますね。


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ただし、Safariを使えないようにすることはできます。

「設定アプリ」で、「一般」>「機能制限」と進み、「Safari」をオフすれば、リンクをタップしてもSafariが立ち上がらなくなります。


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あとは少し手間はかかりますが、リンクを長タップしてアドレスをコピーし、「ウィルスバスター ブラウザ」に貼り付けていただければ、本アプリをつかって安全性の高いブラウジングができるようになります。


本アプリは、いわば一部の自動車に設置されている「自動ブレーキ」のような存在と言えるでしょう。

決して、ブレーキを踏む必要がなくなるわけではありませんが、イザという時に役に立ってくれる存在だと思います。

日々、あの手この手で進化し続けている「ネットの罠」に引っかかってしまわないように、必要な対策を施すようにしましょう。


利用時間:1週間ほど
使用端末:iPod touch 第5世代
OS:7.1.1
バージョン:1.0.1312
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発売元:Trend Micro Incorporated
更新日:2013.4.22
価格:無料(1ヶ月の試用期間中)
   1年版 ライセンス 3,000円
   2年版 ライセンス 5,800円
対応機種:iOS 7.0 以上

Photo by Thinkstock/Getty Images

(田中宏和)

田中宏和

Writer by 田中宏和

田中宏和

Writer by 田中宏和


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