ドコモがiPhoneを取りあつかいたくない2つの理由


NTTドコモ


先日(6月19日)開催されたNTTドコモの株主総会において、山田社長は「iPhone(アイフォーン)を扱う予定は?」との質問に対して、「現状では難しい」とコメントしたとITproが報じています。

株主総会や新製品発表会など、公の場に登場するたびにくり返されるやりとりですね。もう何回聞いたか覚えてないっす。

参考:
ドコモに新社長が就任。だけどやっぱり「iPhone導入は難しい」
【更新終了】NTTドコモ 2012夏モデル発表会 まとめ

 
でもどうして、ドコモはiPhoneを取りあつかわないんでしょうか。ドコモユーザーからは「ドコモからもiPhoneが出ればいいのにな」なんて声、けっこう聞くんですが。

今回の株主総会では、その理由もいくつか説明されていましたので、かんたんに説明してみますね。
 

ドコモのサービスが使えない

iPhoneは垂直統合モデルで、アップルがすべてをコントロールしている。
ITproより引用

ドコモは通話やデータ通信といった純粋な通信事業のほかに、iモードやおサイフケータイ、着メロといったサービスでも利益をあげています。最近は動画配信サービスなんかも始めていますね。

いっぽうiPhoneには、映画や音楽を扱うiTunes(アイチューンズ)と、アプリを扱うApp Store(アップストア)があります。どちらも商品とお金の流れはアップルが握っており、ドコモが関われるところはありません。

これはつまり、iPhoneが普及すると、いままでiモードなどで得ていた収益が失われてしまうことになるわけですね。iPhoneでもiモードが使えればある程度は妥協できるかもしれませんが、ここは利益に直結する部分だけに、アップルも自社以外のサービスを使えるようにはしないでしょうね。

 
とはいえ、ドコモはソニーの携帯ゲーム機「プレイステーション Vita」には通信回線を提供しています。PS Vitaも、iPhoneとおなじくドコモのサービスを利用できない通信機器です。この点を指摘された山田社長は、くわえて以下の理由を説明しました。

 

販売数ノルマが厳しそう

さらに(スマートフォンの販売台数の)半分以上を(iPhoneで)売ってくださいとなる可能性が高く、現状は難しい。
ITproより引用

アップルはiPhoneを提供する通信キャリアに対して、「1年にXX万台を販売しなさいよ」というノルマを設定することで知られています。

auやソフトバンクはこのノルマをこなすためか、乗り換えキャンペーンや他のスマホよりお得な通信プランなど、さまざまな優遇策を打ち出していますね。iPhoneユーザーにとってはうれしい限りですが、Androidユーザーから見るとえこひいき感もあります。

もしドコモがiPhoneを扱うとなった場合、設定されるノルマはauやソフトバンクの数倍になると予想されます。ノルマをこなすためには、出血覚悟のサービス・キャンペーンをおこなう必要があり、収益を圧迫するのでは...? というわけですね。

 
実際のところは、上記2つのあわせ技、なんでしょうね。iPhoneでもiモード系サービスが使える、または販売数ノルマが減る、といった条件があれば、ドコモも少しはiPhoneの販売に前向きになれそうです。

個人的には、アップルが仏心を出して「iPhoneでおサイフケータイ使えるようにしました!」なんてことになれば、スーパーハッピーなんですが...無理だろうなぁぁぁ!

 
ドコモが株主総会を開催、iPhoneの扱いや競争苦戦に厳しい質問[ITpro]

(金本太郎)

 

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金本太郎

Written by 金本太郎

テクノロジーによって、人や社会がどんどん変化していくのを見ていると「いまが未来なんだなー」ってワクワクします。いま人間にもっとも近い場所にあるコンピューターであるスマートフォン/タブレットにもわくわくしてます。

金本太郎

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