×
塚本修史

空から撮るトリの目線に隠された意味って?


005_001.jpgmodel: にゃん

前回のネコの目線に続いて、動物の目線にたとえて構図やアングルの意味を学んでいきます。今回は大空を飛ぶ鳥が上から眺めるトリの目線の意味について。

005_002.jpg

空からの目線のことを昔から鳥瞰図(ちょうかんず)=Bird's Eye Viewと呼びます。鳥が見ているかのような景色のことです。

また写真や映像用語でも上からのショットのことを俯瞰(ふかん)とも呼びます。ひと目でパッととらえた景色の全体図が頭に入る情報性の高い撮り方ともいえます。

005_003.jpg

また翼を持たぬ人間は天からの目線は高い建物や航空機などにでも乗らないかぎり、鳥瞰図を目にすることはできません。一種、人知を超えた神の目線にも似ている、主観性の強い誰かの目線というよりもきわめて客観性を帯びた目線の構図ともいえます。

また、見晴らしのよい上方からのショットの利点は遠近感を表現できること。この道路を撮った一枚のようにパースペクティブ=遠近感の効いた一枚となります。

005_004.jpg

高みから人物と離陸する飛行機をパシャリ♪

人と飛行機が一番目立っていますが、全体の構図の中では、一つの記号でしかありません。トリの目線=客観性の意味がなんとなく伝わるかと思います。

005_005.jpg

俯瞰ショットは、高いところから撮るばかりではなく、このように人物を真上から撮る時にも有効です。鳥瞰図と似たような意味合いが表現できます。

005_006.jpg

もう一枚、モデルのにゃんさんがカメラを見つめているので人物の存在感が強まりますが、これも客観性の高い一枚。トリの目線が描く構図は、必ず地表の上にアイテムが置かれることでジオラマな地図を見ているかのような感覚を覚えます。

撮る者の主観性は薄まり、情報性が強まり、同時に客観性が高まるということなのかもしれません。トリの目線な写真、どーぞお試しあれ!

005_007.jpg

次回は、アリの目線です。
また来週をお楽しみに!

005_008.jpg

 

オトコをアゲるニュース・タブロイドを「いいね!」しよう
塚本修史

Written by 塚本修史

東京・世田谷生まれ、米・カリフォルニア州サンタバーバラで、写真と映画製作を学ぶ。映像制作を生業としながら、携帯写真家として活動を開始し、FUJIFILM公式サイトでのケータイ写真部講師、他、講演、記事執筆、コンテスト審査員、雑誌での特集、番組出演等、モバイルフォトの面白さを広めている。|FacebookTwitter
塚本修史

Written by 塚本修史

東京・世田谷生まれ、米・カリフォルニア州サンタバーバラで、写真と映画製作を学ぶ。映像制作を生業としながら、携帯写真家として活動を開始し、FUJIFILM公式サイトでのケータイ写真部講師、他、講演、記事執筆、コンテスト審査員、雑誌での特集、番組出演等、モバイルフォトの面白さを広めている。|FacebookTwitter

  • Anker® 20W 2ポート USB急速充電器
  • Anker
  • by Amazon.co.jp
  • Empty Quarter: A Photographic Journey to the Heart of the Arabian Desert
  • George Steinmetz|Harry N. Abrams
  • by Amazon.co.jp