競馬帰りの喫茶ブロンディにて【新爆の競馬放談】


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先日の桜花賞は単勝1.6倍の断然一番人気ルージュバックがまさかの9着に沈むという凄惨な結果となった。もちろん勝ったレッツゴードンキは強かったし、乗り役の岩田もスローの展開を読んでの先行押し切り騎乗は見事であったとしか言えない。

ただ馬券的には死屍累々。ウインズ浅草でも何人かの紳士が頭を抱えてその場にうずくまってしまい、その様を後ろから見るとまるでヒンズースクワットをしてるかのようでもあった。

俺も俺で紙屑となった馬券をゴミ箱に投げつけ、ウインズ浅草を足早にあとにすると近くの喫茶「ブロンディ」に駆け込んだ。敬愛するビートたけしがフランス座時代に暇を潰していた喫茶でもあるこの店は、競馬終わりの時間帯にはたちまちオッサン達の反省会の場と化す。

しかし大半は自身の馬券の買い方を反省するのではなく「戸崎の野郎、ただじゃおかない」とか「横山のハゲ、八百長でいくらもらってんだ」と騎手の悪口に終始する。さらにルージュバックが負けたその日はやはり大きな勝負に出た人間が多かったのか、その罵詈雑言は最高潮を迎え、「あの騎手を殺すしか俺達の生きる道はない」という穏やかではない結論に達していた。

そのあとはお決まりの「タイムマシーンで1時間前に戻りたい」「3万あれば吉原行けた」という話を交互に3回ほど繰り返したのち、お開きとなる。そんな見慣れた日曜16時半の光景を目を細めながら見つめて一番安いブレンド珈琲を嗜む。もう何年もそうやって過ごしてきた。

しかし本稿で何度も触れたが、G1レースで単勝1倍台の馬が飛ぶたびに知人の博徒数人と連絡が取れなくなるのはやはりつらいところである。心配になって電話をかけて「お客様のご都合により」とアナウンスされた時の背筋が凍る思いは、いつまでも経っても慣れることはない。そんな理由もあって、いくら穴党の俺とて単勝1倍台の馬がG1レースで飛ぶのだけは勘弁願いたいのが正直なところである。

さて、今週は牡馬クラシックの第一弾、皐月賞が中山競馬場で行なわれる。幸い単勝1倍台になりそうな抜けた馬はいないが、北島三郎が馬主を務めるキタサンブラックや、前哨戦の弥生賞を快勝した3戦3勝のサトノクラウンなど粒ぞろいの面子がズラリと並んだ。

その中で本命に強く推したいのは戸崎騎乗のベルーフか。イギリスのG1レース・キングジョージ6世&クイーンエリザベスSをなんと11馬身差で大勝した歴史的名馬ハービンジャーの仔であるこの馬。ハービンジャー自身は種牡馬としての能力はまだまだ未知数ながらも、ベルーフが京成杯で使った鬼脚はやはり魅力的だったし、皐月賞でも十分に足りると判断を下した。対抗にはキタサンブラックとスピリッツミノル。おそらくこれで間違いないだろう。

たまにはレース後、喫茶ブロンディでブルーマウンテンを嗜みたいものである。

2015年4月19日
新爆

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新爆

Written by 新爆

1978年、金沢生まれ。新聞社、出版社を経て、現在はライター&雑誌編集業。競馬、酒、カジノ、女、映画、ラジオなどが好きです。吉野家コピペを書いた本人ですが、実際は松屋派なので宜しくお願い致します。
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